取組内容
社員一人ひとりの要望に寄り添う“個別相談”の実施
株式会社新丸正では、従来より“誰もが働きやすい職場”を目指していました。そのような中で特に女性活躍の取組をするきっかけとなったのは、7年ほど前、約10年勤務している女性社員が出産を機に退職しようとしていたことでした。せっかく続けてきたキャリアを手放すのはもったいない、ぜひ残って欲しいと思い、産休・育休を取得するよう勧め、また、育休から仕事に復帰しやすい職場づくりに取り組みました。
その取組のひとつが、社長自ら産休・育休についての個別相談の実施。産休・育休についての就業規則の改定も随時行っていますが、希望や状況は社員によってそれぞれ違います。そのため、一人ひとりの要望を聞き、就業規則に縛られない柔軟な対応を心がけています。
産休・育休中の社員の業務は、他の社員で協力して補っています。元々当社では、社員の視野を広げるために色々な職場を経験するようにしているため、他の社員の業務も補いやすいと考えています。
全部署に女性社員を配属し、議論が活性化
“女性社員はこの部署”という従来の概念を取り払い、長い間男性社員のみだった営業部をはじめ、すべての部署に女性社員を配属しました。女性社員がいることで、男性社員だけのときには出てこなかった色々な見方が出てくるようになり、議論の活性化につながっています。
成果
女性社員がいることで、職場の雰囲気が以前より明るくなりました。そのため、男女問わず社員が発言をしやすい環境になり、社員の個性が活きる、元気な職場になっています。
また、以前は上司の部下への指導方法が一辺倒になりがちでした。ですが、女性社員を登用することで上司の指導方法に変化が加わり、そのうちに“女性”ではなく“個々”に合わせた指導に変わるなど、上司の意識がより一人ひとりに寄り添うようになりました。
業種 | 水産加工業 |
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従業員数 | 正規社員53人(男性35人、女性18人) |
所在地 | 焼津市 |