取組内容
女性社員の積極的採用と才能の活用
主にカバンやベルトなどに使用される細幅織物(テープ)の製造販売を手掛ける本橋テープ株式会社は、素材専門メーカーから自社企画の商品も製造販売するメーカーへと業容を拡大しています。当初は男性社員を中心に商品開発を進めていましたが、デザインを学んだ女性社員の雇用により、商品構成の幅が広がり品質も向上しました。彼女は技術と感性を活かして、カタログやチラシの作成、ホームページの更新まで幅広く活躍しています。また、生産の現場でも月に一回の会議などを活用し、女性の意見を吸い上げることに注力。各方面で話題となっているオリジナルの手編みのバッグも、女性社員の「端材がもったいない」という気づきからスタートした商品です。
さらに、これまで男女でわかれていた仕事の壁をなくす取り組みも始めています。男女が同じレベルで仕事をできるようにするだけでなく、それぞれの視点で新たな課題とその解決方法を見つけ出すことが大きな目的です。
全社員を対象とした研修会や各種イベントの開催
男女共同参画の意識向上を目的とした研修会や、親睦のためのイベントなどは基本的に全員参加。年次の経営計画発表会では全社員がそれぞれの目標を発表するなど、年齢や性別にかかわらず相互理解を深めた上で、社員一人ひとりが目的意識を持って働ける環境づくりを心掛けています。老若男女、すべての社員が仕事に対して前向きでいられること。それが会社を前進させるための大きな推進力になると考えています。
成果
女性の視点を取り入れることで、従来の製品に付加価値をつけることに成功しました。同時に業容の拡大、社員の意識と認知度の向上も見られます。生産面でも女性ならではのアイデアにより、更なる業務の改善が進められています。結果として、誰もが働きやすい環境の整備につながっています。
業種 | 製造業 |
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従業員数 | 39人(男性12人、女性27人) |
所在地 | 吉田町 |